アービトラージベッティング(検証番外編)
アービトラージベッティングを解説
■アービトラージとは
アービトラージ(Arbitrage)とは、価格差を利用して利益を得る取引手法です。同一または類似の商品や資産が異なる市場で異なる価格で取引されている場合、安い市場で購入し高い市場で売却することで利益を得ます。仮想通貨や株式、為替などの金融市場で一般的に利用される戦略です。価格差は通常短期間で解消されるため、素早い判断と取引が求められます。リスクが比較的低いとされますが、取引コストや市場の変動による影響を考慮する必要があります。
■アービトラージベッティングとは
スポーツベッティングでよく聞く言葉です。
アービトラージベッティング(Arbitrage
Betting)とは、異なるブックメーカーが同じ試合やイベントに対して異なるオッズを提供している場合に、その価格差を利用して利益を確定させる方法です。
2つ以上のブックメーカーを用いて、同じ試合でお互い別々の結果にベットして利益を出す
■仕組み
サッカーでAチームとBチームの試合で、ブックメーカー@とブックメーカーAが以下のようなオッズで有った場合
オッズ | Aチーム勝利 | Bチーム勝利 |
ブックメーカー@ | 2.10 | 1.80 |
ブックメーカーA | 1.95 | 2.05 |
・両ブックメーカーで最も高いオッズを組み合わせてベットを行います。
Aチームに賭ける: ブックメーカー@で、オッズ2.10
Bチームに賭ける: ブックメーカーAで、オッズ2.05
・投資額の配分は以下になります。投資額が10,000円で有った場合
Aチームに賭ける額: 10,000円 ÷ (2.10 ÷ 2.05 + 1) = 4,878円
Bチームに賭ける額: 10,000円 -
4,878円 = 5,122円
・結果と利益は以下になります。
Aチームが勝利: 4,878円 ×
2.10 = 10,243円 → 利益は243円
Bチームが勝利: 5,122円 × 2.05 =
10,243円 → 利益は243円
どちらが勝利しても243円の利益になります。
■特徴と注意点
・スポーツブックの規約変更や賭け金の制限、オッズの変動がリスク要因となります。
・取引コスト(手数料や為替手数料など)も計算に入れる必要があります。
■アービトラージのメリット・デメリット
【メリット】
- 成功すれば確実に利益が出せる。
【デメリット】
- 秒単位で変化するオッズを見極め、ベットを確実(迅速)に行なうのは至難の業。
- アービトラージベッティングを禁止しているブックメーカーが多い。
アービトラージベッティング容認のオンラインカジノ(ブックメーカー)
スポーツブックメーカー「ピナクル」はアービトラージベッティングを容認し、さらにアービトラージ計算表という無料ツールまでサイトに用意されています。
他の必勝法を検証
紹介オンラインカジノ一覧
記事:猫又
大学卒業後バックパッカーに。ヨーロッパやアメリカ、南米より東南アジアが好き。もともとギャンブルは苦手だったが記事作成で興味を持ち猛勉強。最近は記事作成だけでなく、PHPやJavaScript等のWEB技術にも興味有り。
|